まるやま歯科医院

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お知らせ

2024.9.29 / 施術例

入れ歯とブリッジを使った補綴治療

だんだんと涼しくなり、もうすっかり秋になりましたね。

当院ではハロウィンの飾りつけも行って、少しでも皆さんが楽しく通院できるといいなと考えながら(私たちスタッフも楽しみながら)診療をしています。

 

今回は症例のご紹介です。

患者さんは60代男性、虫歯の治療と入れ歯を作りたいとのご希望で来院されました。

状態のよくない歯に関しては、無理に残してもすぐに痛みや腫れを起こす可能性が高いことから先に抜歯が必要であること、歯周病の治療も並行して行う必要があることを説明させていただき治療を開始しました。

上下の前歯の歯を失った部分に関しては固定性のブリッジを、奥歯に関しては入れ歯での治療をご希望されましたが、このままでは装置を入れるスペースが不足しているため、まずは仮歯をつくりかみ合わせの位置を変更するところから治療を開始しています。

歯周病的にも、かみ合わせ的にも安定したところで上下のブリッジの作成を行い、その後上下の入れ歯を作成しました。

今回は上下のブリッジをオールセラミックス(ジルコニア)で作成し、上の入れ歯は保険外で、下の入れ歯は保険適用のもので作成しています。

 

保険の入れ歯と保険外の入れ歯の一番の大きな違いは設計の自由度にあります。

保険診療では認可された金属、ばねの形、人工歯、レジンを用いて製作する必要があるのですが、保険外のものではその縛りがなくなり歯科医学的に理想のものを考えることが可能になります。

今回のケースでは歯の裏側の金属部分を極力薄く、異物感の出づらい位置に配置することで食事や発音への影響を少なくし、前歯にかかるバネを歯ぐきと同じ色にすることで目立たなくしています。また、奥歯のバネは歯に余計な力が加わりにくい形状にすることで、残った歯の保護も行うことが出来ます。

保険診療の入れ歯を作ったものの、ご満足いかない方は一度ご検討いただいてもよいかもしれません。

今まで入れ歯を使ったことがなく初めての入れ歯でしたが、治療が終わった現在食事や日常生活に支障なく使えていると喜んでいただいています。

長期間の治療にまじめに通っていただき、ご家庭での自己管理を含めて頑張っていただいた結果だと思います。

大変お疲れさまでした。これからも定期健診でメインテナンスを行って、長く現在の状態を維持できるようにしていきましょう。

 

※症例紹介はすべて患者さんの承諾をいただいて掲載させていただいています。

治療期間 10か月

費用   仮歯(11本分)24,200円

オールセラミックスブリッジ(11本分) 847,000円

上顎義歯 275,000円

他、保険診療

代表的なリスク

オールセラミックスブリッジ 疼痛、咬合時痛、冷水痛、温水痛

場合によっては神経の治療や抜歯が必要となあることがあります。

チッピングや破折の可能性、また連結部の丁寧な清掃が必要になります。

義歯 治療後の痛み、違和感が残る可能性があります。

100%の力で噛めることを保証するものではなく、

一般的に天然歯に比べて義歯は咀嚼力が落ちると言われています。